
株式・為替・仮想通貨などの相場を見ていて、
チャートって見ていて面白いなぁと感じられる方も多いと思いますが
筆者もその一人です。
単純にその動きを見ていて、
ゲーム的な面白さも感じますが
筆者は株を始めてから、
まず最初にチャートの「美しさ」に魅力を覚えました。
今回は、相場の「美しさ」ってなんぞや?
というテーマで書きたいと思います。
フラクタル構造

チャートは「フラクタル構造」 と言われますよね。
フラクタルとは、構造全体の中から、一部分を拡大しても、
同一の構造がみられる図形や模様のことです。
例えば、
・幾何学模様
・雪の結晶
・葉の模様
・野菜(ロマネスコがフラクタル構造をしていることで有名)
など、
フラクタル構造は、自然界にも多く存在します。
左右や上下が対称のものなども多く、まさに自然が作った、アートのようです。
もちろん、建築物や幾何学模様など、人工的なアートの中にも、フラクタル構造は存在します。
どちらも美しいですよね。
ランダム性の中にある美しさ

チャートは、フラクタル構造ではありますが
幾何学模様などとは異なり、
ランダム性が高く、上下左右が対象ではありません。
そのため、造形的な美しさでは、さきほど挙げたフラクタル構造の例には、劣るかもしれません。
相場のランダム性ゆえ、数学的な黄金比など、計算された美しさがある、という訳ではありません。
しかし、チャートには、造形的な、視覚的な美ではなく、それよりも深いものが描かれています。
相場は、ある一定の法則、バイオリズムによって成り立っています。
それは、人間の感情・本能というバイオリズムです。
(アルゴとかも含まれますけどね)
人間の感情・本能も、『自然界』の一部だと思います。
自然界は、時に幾何学模様や雪の結晶のように、対称性の高い美しい造形も生み出しますが
一方で、チャートのように感情的な、ランダム性の高い造形も生み出すこと。
なんだか面白いですし、そんなチャートって美しいです。
無限さも感じさせるチャート

また、チャートは、無限に続く、合わせ鏡のような存在感も持ち合わせていると思います。
チャートはフラクタル構造をしており、
ズームイン、ズームアウトすることにより、制限なく、同一の構造が続いていきます。
相場の歴史が続いていけば
日足・週足・月足・年足・3年足・5年足・10年足・・・など
制限はなく、その模様が続いていくことになります。
そこから、無限に続く、合わせ鏡や、らせん階段のような雰囲気を感じます。
合わせ鏡って、少し怖さもありますよね。
子供の頃、合わせ鏡の向こう側には何があるのだろうと、見るのが怖かった覚えがあります。
そんな怖さも秘めている、という点も、チャートが綺麗だなと思う理由の1つです。
チャートのアート性

無機質な、幾何学模様とは異なり
チャートには、人間の感情が表現されています。
絵画などのアートは、描かれた人物や風景といった描写から、
作り手の感情や、メッセージが読み取れますよね。
チャートも同様に、その形状から、人間の感情が読み取れます。
歓喜、興奮、欲望、恐怖、執念、不安、未練など・・・
無限に続く可能性のある、少し怖さも感じるフラクタル構造の中で、
1つとして同じ形状のチャートは存在せず、
その1つ1つに大勢の人間の感情が描かれているチャートは、
表情があり、まるでアートのような美しさを秘めていると、感じます。
余談

あとは余談ですが、
ウォーレンバフェットさんのような伝説的な投資家の絵画を、
数万枚ものチャートによるモザイク手法で、描いたアート作品が見てみたいです。
チャートのスクショを撮りまくって、縮小してペイントで貼り付けまくれば、
絵になるかも?・・・なんて思ったり。
あと、個人的には
板読みネイル(ネイルに板を描く)
チャートネイル(ロウソクを描く)
とか、あれば興味本位で見てみたいなって思いましたw
結構、
近代的なコンピューター・アート
サイバー・デジタルアート
的な
可愛さが出る可能性もなきにしもあらず。んなことないか(笑)

チャートを見るのが苦じゃない、楽しめるのは大切かなと思いましたので
自分なりのチャートに対する楽しみ方を述べてみました。
こんな風にチャートの面白さを感じている方が、
いらっしゃいましたら、お気軽にコメント頂けると嬉しいです(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。